徒然ブログ

日記代わりの徒然ブログです。

1日目〜純文学について〜

実家に帰った時に、いらなくなった本の中に沢山の純文学がありました。


毎年のように芥川賞直木賞があり、流行の作家が出てくる中、教科書に載ったり、今でもなお出版される純文学と言われる本は、読むにあたっても、少し覚悟が必要になる気がします。


とりあえず手元にあった川端康成の「雪国」を読んで見ましたが、意外にも読みやすいと感じました。


昔読んだときは、言葉の違いに躓いて、数ページでそっと閉じてしまった純文学ですが、大人になるとふと、読むことができるようになっているのは不思議ですね。


そして最近の小説との違いで感じたのは「人が下手に、不自然に、綺麗じゃない。人間らしい。」書き方をされていることでした。


最近の小説って、変に性格が良かったり、必要以上に変人だったりして、キャラを立たせることが多い気がします。


そういうのがあんまりなくて、心の汚いところは汚く、(汚いというよりは、人間らしいって感じでしょうか)ただ登場人物が「生きている」のが、より感じられる、そんな本だったと思います。


自然や人の感情の表現などはさすがという感じで、引き込まれるものがありました。


最近エッセイばっかり読んでいたので、たまの寄り道に丁度良かったと思います。